カードカウンティング戦略(上級編)
ブラックジャックの基本戦略は、長期的にプレイヤーが損失を最小限に抑えるためのアクションの決定方法です。これによりプレイヤーはいつ、スタンド、ヒット、ダブルダウン、スプリット、サレンダー(可能な場合)するかを知ることができます。この決定はコンピュータシミュレーションによって約4億のハンドの中から次のアクションが確定されます。しかし状況によっては、カジノで最大の収益性を得るために、時としてこの基本戦略から離れる必要もあります。
例えば、プレイヤーが点数「16」となる最初の2枚のカードを持っていて、ディーラーが「7」のアップカードを持っている状況を想像してみてください。プレイヤーが次に配られるカードが「5」であると何らかの方法で知っていた場合、最も有益な次のアクションは「ダブルダウン」です。「5」のカードはプレイヤーに点数「21」を与えるため、プレイヤーにとって最高のシナリオです。そしてディーラーのカードも合計「21」となれば結果はプッシュ(引き分け)です。この場合プレイヤーの勝利の可能性が高く、賢明なプレイヤーはできるだけ多くのお金をベットしておきたいと思うはずで、ここで「ダブルダウン」することが明らかな選択肢になります。
残念ながら、ほとんどの基本戦略を逸脱した方法はこれほど単純ではありません。最も一般的な基本戦略外の方法はデッキ構成に依存します。これは既にプレイされたカードをデータとしてしようする戦略で、まだシューに残っているカードを特定できることを意味します。プレイヤーはシューから出てくるすべてのカードを記憶する必要はありません(単純に不可能です)。特に6デッキのシューで合計312枚のカードを記憶することは現実的でありません。トム・クルーズとダスティン・ホフマンの映画「レインマン」で見たような、即座にカードを記憶していく戦略は望めないですし、一般的にはもっと洗練されたアプローチがとられています。
これら基本戦略外の方法では、配られた各カードの点数を追加して計算していくか、最初にカジノがプレイヤーに対して持っている優位性を、出たカードによって減らして計算していく方法があります。ゲーム内で優位性がどのように推移していくかは、どのカウンティングシステムを使っても追跡することができます。各システムにはそれぞれ長所と短所があります(これについては別の記事で説明します)。最小限のエラーで最もシンプルなカードカウンティングシステムは「ハイローシステム」です。ハイローシステムはカードの値によってそのポイントを「-1」「+1」「0」とし、合計点数を計算していきます。カード2〜6には「+1」、7・8・9には「0」、10・Aには「-1」の点数が割り当てられます。
デッキ毎にハイローシステムを使う場合、各ラウンドの後にカードの合計を計算し「ランニングカウント」を算出します。次にランニングカウントの点数を、まだプレイしていないデッキ数で割ります(シュー内に残っているデッキ数は、トレイ内のカードを見て推定します)。ランニングカウントを残りのデッキで割ったものを「トゥルーカウント」と呼びます。トゥルーカウントは、平均してデッキあたりに残っているハイカードとローカードの比率を示します。例えばランニングカウント「+ 15」で、6デッキの内3デッキが既にプレイされていた場合、「15 ÷3(ランニングカウント÷ 残りのデッキ数)」でトゥルーカウントは「5」となります。
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