Repeat Until Rich Book / リピート・アンティル・リッチ
ジョッシュ・アクセルラッド著
– レビュー・総合評価 –
ジョッシュ・アクセルラッドによる「リピート・アンティル・リッチ」は、プロのブラックジャックで約70万ドル(約7,600万円)を獲得した彼の回想録で、本を開くとすぐに活気に満ちたカジノのサウンドが飛び出します。「驚くべき天才の胸もはりさけんばかりの奮闘記」の著者デイブ・エガーズのように、アクセルラッドは、巻頭に力を入れユニークな構成をとっています。
巻頭に付された「謝辞」は、トム・ジョーンズの1995年のストーリーコレクション「コールド・スナップ」以来、最も新鮮なものといえるでしょう。ジョーンズ氏はその本で「Wyeth/Ayerst Laboratories」と「Stuart Pharmaceuticals」という2つの大手製薬会社に対し、同社の製品で抗うつ剤の「Effexor(イフェクサー)」と「Elavil(エラビル)」が著者の喜びに対する限られた反応を押し広げたことに謝辞を述べています。一方「リピート・アンティル・リッチ」でアクセルラッド氏は、内国歳入庁やチェイス・マスターカード、アメリカン・エクスプレス、金融会社ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズを含む様々な彼の「後援者」に感謝を述べています。
次に、アクセルラッド氏の「Note on Veracity(誠実性に関するメモ)」があり、この本に登場するいくつかの名前やその他詳細が必然的に変更されていることを認めています。彼はまた、間抜けなヒップスターがそうなるように、ブラックジャックの賞金をすべてオンラインポーカーで無駄にし、すでに破産していることを認めています。
ジョッシュ・アクセルラッドの名言
「ゲームは平均してハウスに有利ですが、ご想像のとおり、それが逆になる瞬間があります。ハウスエッジが消え、プレイヤーが一時的にフェイバリットになる瞬間です。」