ノーリミットゲーム戦略 - テキサスホールデム -
この戦略はゲームの賞金を最大化することを目的としており、ポーカーにおける確率論とポストフロップゲームの理解に基づいています。スタックは通常100以上のチップを含みます。
ノーリミットテキサスホールデムとは?
ノーリミットテキサスホールデムでは好きなだけの額をベットすることが出来ます。このことがノーリミットテキサスホールデムを全てのゲームの中でマスターするのが最も難しいものにしているのです。フィックスリミットホールデムでは判断するべきことが限定されています。ですがノーリミットポーカーではポットの計算をすること、ハンドによってベットサイズを考えることが重要なスキルになるのです。
各プレイヤーは2枚のカードを配られます。コミュニティカードでのラウンドは3回(合計5回)あります。コミュニティーカードは表向きで配られ、各ラウンドの後にベットが行われます。プレイヤーは、5枚のコミュニティカードと2枚の自分の手元のカードの組み合わせを使って、5枚のカードを強いハンドにしていきます。
カードが配られる前に、2人のプレイヤーがブラインドベットを置きます。この2プレイヤーはブラインドと呼ばれます。「ブラインド」という呼び名はカードをまだ「見ていない」のにチップを出すことから来ています。スモールベットであるスモールブラインドと、ビッグベットであるビッグブラインドがあり、通常ビッグブラインドはスモールブラインドの2倍です。これらのブラインドはディーラーの左に座っている2人のプレイヤーによって置かれます。ディーラーポジションは時計回りにテーブルを回っていき、ブラインドを置く義務も同じように回っていきます。現在のディーラーが誰かを認識するために、現在のディーラーの前にボタンまたはディーラーボタンと呼ばれるマークが置かれます。ディーラーボタンは1ゲームが終わる度に時計回りに隣の人に移ります。スモールブラインドは、ディーラーボタンの左隣の人、ビッグブラインドは、スモールブラインドの左隣の人の位置を指します。
【第1ターン:プリフロップ】準備ができたら、ディーラーから各プレイヤーに2枚ずつカードが配られます(「バーンカード」と呼ばれます)。これは「プリフロップ」と呼ばれ、この2枚のカードは自分のカードとなるため他プレイヤーに見せてはいけません。ここでベッティングアクションが行われます。最初のベッティングラウンドではビッグブラインドの左にいるプレイヤーが最初にアクションをします。2番目のラウンドから、常にボタンの左のプレイヤーが最初にアクションをします。全員がアクションをしたら、全てのチップが集められテーブルの真中に置かれます。これはポットと呼ばれます。そのハンドで勝ったプレイヤーがポットを勝ち取ります。
【第2ターン:フロップ】その後、ディーラーによりテーブル中央に3枚のコミュニティーカードが開かれます。ボタンの左に一番近い人から時計回りにベッティングアクションを行います。この第2ターンを「フロップ」と呼びます。
【第3ターン:ターン】ディーラーは4枚目のカードを裏向きに配置します。これが4枚目のコミュニティカードとなり「ターン」と呼ばれ、ベッティングアクションが続きます。
【第4ターン:リバー】ディーラーは続いて5枚目のコミュニティカードを置き、最新のベットラウンドがあります。これを「リバー」と呼びます。このベットラウンドが終わった後で、最高のハンドを持っているプレイヤーがポットを獲得します。
ノーリミットテキサスホールデムでは好きなだけの額をベットすることが出来ます。ベットは一定の間隔で徐々に増加していきますが、通常キャッシュゲームの場合では、ゲームを通してベット額は同じです。
ノーリミットテキサスホールデムではベットサイジングが自由であるために、勝利への鍵となるスキルです。ブラフを仕掛けたり、相手のチップを根こそぎ奪おうと画策したり、こういったプレイを繰り出すには適切なベットサイズを知ることが必須になります。
ノーリミットポーカーでは幾千幾万もの状況があります。この項目ではそれらの状況をデータベースにして解説しています。ノーリミットテキサスホールデムでは常に確実に正しい、または間違っているという解答はほとんどありません。答えは常に「状況による」のです。
ノーリミットポーカーでは、最低ベット額の条件のみがあります。 ゲームが「$1 / $2」の場合、スモールブラインドは$1、ビッグは$2、ビッグブラインドの額が各ベットラウンドの最小ベット額です。 最大ベット額は各プレイヤーの前のチップの数によって異なります。ゲーム中いつでも誰でも自分の前にあるすべてのチップをベットすることができます。
このゲームは、ポーカー戦略の知識と、また戦略に長けた対戦相手に対抗する方法を持っていなければ不可能なゲームです。
プリフロップ プレイ
間違いなく、プリフロップポジションによるプレイははるかに簡単です。最も有利なポジションは、自分のカードを見る前にブラインドの2人を除く他の全ての対戦相手のアクションを見ることができる「ボタン」です。ポジショニングに失敗してブラインドに位置した場合でも、フロップの前にボタンよりもレイトポジションになるので、他プレイヤーがあなたの前にアクションをすることを意味します。ただし、ブラインドのポジションでプレイする場合は注意しましょう。一般的に、ポストフロップでは有利なポジション(アクションの順番が遅くポジションの優位性がある状況)から外れることになります。
優位なポジションでプレイすることの意味を確認しましょう。これには、テーブルで他の全てのプレイヤーと対戦しているのか、それとも1人のプレイヤーと対戦しているのかを考慮する必要があります。広くオープンしている攻撃的なプレイヤーが1人いるとしましょう。そしてそのプレイヤーがオープンした後に、あなたは自分のポジションを使って強いハンドで対戦相手を「3ベット(=リレイズ:ベットが入って1、レイズで2、リレイズが3回目のベットになるため)」すること考えています。もしくは、あなたの右隣にはタイトなプレイヤー(強いハンドでプレイして、弱いハンドはフォールドするプレイヤー)がいるかもしれません。そのプレイヤーがオープンする場合、あなたはそのオープニングベットをコールまたはレイズできるよう、自分のスターティングハンドの条件をかなり狭める必要があります。
一方、テーブルと対戦している場合は「遅ければ遅いほど良い」が格言となります。ボタンに位置した場合、プリフロップで何が起こったかに関わらず優位なポジションなだけでなく、ブラインドでプリフロップを迎えることができ、さらにはポストフロップ以降も優位なポジションになります。
他プレイヤーはこれを良く知っており、時として「ハイジャック」または「カットオフ」にいるプレイヤーがポストフロップでの優位性を狙い、ハンドの強さに関係なくオープンレイズして「*スチール(盗む)」することにつながります。(*スチール:プリフロップでレイズしてショートブラインド/SBとビッグブラインド/BBをフォールドさせ、ブラインドを奪うポーカーのテクニック)
ディーラーボタンの右隣(1つ手前)のポジション「カットオフ」、さらにその右隣(2つ手前)のポジションを「ハイジャック」と呼びます。「カットオフ」の由来は、ボタンが「スチール(盗まれる)」するのをcut off=遮ることができるということから、また「ハイジャック」の由来は、カットオフがスチールするのをさらにhijack(強奪する)ということから来ています。
ポストフロップ プレイ
前に述べたように、フロップ以降は(特にマルチウェイポットでは)ボタンが一番有利なポジションになります。ここにポジションすれば、対戦相手に対して常に優勢でいることが保証されます。しかし、必ずしもボタンにポジションする必要はないかもしれません。もしあなたがフロップで「ヘッズアップ(1対1)」に突入した場合、あなたが「UTG + 1」で対戦相手が「UTG」となりえ、ここでもあなたのポジションは優位性を保つことになるでしょう。対戦相手をよく分析して、フロップが来たらこれをあなたの作戦に役立てましょう。
対戦相手がチェックしたら…
プリフロップ次第で、このアクションは興味深いポストフロップ(フロップに続いて行われるゲーム)アクションとなるかもしれません。ただし、優位なポジションいればこれはほぼ必須のベットとなります。
そうは言っても、あなたの対戦相手も自分の不利なポジションをよく自覚していて、あなたを「チェックレイズ(自分は一度チェックし、相手のベットに対してレイズする非常にアグレッシブなアクション)」するかもしれません。不利なポジションからこういったアクションをねらう対戦相手に注意し、フロップではチェックレイズを仕掛けてくる相手を阻止するのに十分な実質的なベットをするようにしてください。
対戦相手のベットが小さいなら…
対戦相手は自分が不利なポジションにあることにいずれ気づく、ということを覚えていてください。つまり対戦相手は、あなた他プレイヤーのアクションを見てから、自分のアクションを決めることができるということを知っています。当然これはハンドに依存しますが、対戦相手による少額のフロップベットは、「プローブベット(相手の反応をチェックするためにされるベット)」とみなしましょう。不利なポジションで中〜低程度のランクのハンドを持っているプレイヤーは、ポットにこれ以上チップを置く前に、対戦相手がどんなハンドを持っているか明らかしようとすることがよくあります。
しかしここは注意しましょう。対戦相手は強いハンドであなたを罠にかけているのかもしれません。あなたをレイズに誘い込み、より多くのチップをポットに投入するためにこの「フィーラーベット(フィーラー:触角、相手がどのように反応するかを確かめるために行なわれるスモールベット)」を利用します。 対戦相手の意図を、過去のプレイや他の要因を考慮して検証するようにしましょう。 言い換えれば有利なポジションではアクションを起こす前に、相手の行動を振り返ることができる機会があるということです。
対戦相手のベットが大きいなら…
ここでポジションができることはそれ程ありません。不利なポジションにいるプレイヤーが大きなベットをすることは非常に極端な選択で、不利な状況でプレイし続けなければならないプレッシャーを回避するために強気に出たと見ることができます。これらの状況でも同様に、あなたがアクションを起こすのは最後です。したがって、ポストフロップアクションだけでなく、それより前に起こったアクション全体を俯瞰して検証し、そこから得た情報に基づき決定を下すことができます。
相手が弱いと判断した場合はレイズかコールして、あなたのターンでのアクションを計画しておきましょう。あなたのポジションはハンド全体に影響するということを覚えておいてください。有利なポジションでは、フロップだけでなくターン、リバーでも最後に行動することになります。
キャッシュゲームであろうとトーナメントであろうと、相手に対して有利なポジションでプレイすることは常に好ましいです。特にあなたの全てのチップを賭けた決断するとき、あなたの後にアクションを待っているプレイヤーがいるのは好ましくありません。
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