バカラのルール

このゲームは、覚えなければならない複雑なサイドベットやハンドバリューがなくルールもかなりシンプルなため、1,000ものルールを覚える必要があるゲームをプレイしたくない人に最適です。ゲーム中に何が起こるかは事前に決められているため、プレイヤーが意思決定をしなければならない場面は限られています。基本的な計算能力があり、9つまで数えられ、3つのベットを知っていれば、何時間でも楽しむことができます。

テーブルの端にはプレイヤーの数を示す数字が設置されています。通常のバカラテーブルには、不運な数字とされる13を除く1〜15までマークされた14の数字があります。プレイヤー番号の上には3つのボックスがテーブルにマークされています。プレイヤー番号に最も近い最初のボックスは、プレーヤーベットボックス、次にバンカーベットボックス、そしてプレイヤーから最も離れた場所にあるタイベットボックスです。3つのボックスのいずれかを選択して、ベッティングチップを配置します。

ゲームの目的は、配られたカードの点数の合計を可能な限り「9」に近づけることです。ディーラーはクルーピーとも呼ばれ、最初はバンカー（胴元役）と、プレイヤー（客役）の2人に2つのカードを裏向きに伏せて配ります。状況によってはディーラーが3枚目のカードを配る必要があります。これは一度にプレイするプレイヤーの数に関係ありません。またバカラゲームには最大14人のプレイヤーが参加することができます。ベッターは、バンカーまたはプレーヤーのどちらが合計で「9」に最も近いカードを獲得するか、もしくは引き分けになるかにベットします。 つまり、ベッターは賭け方と賭け金を決めるだけです。 バカラゲームで2枚のカードの合計が「8」になるとことを「ル・プチ・ナチュラル（Le Petit Natural）」と呼び、合計が「9」になる場合は「ル・グラン・ナチュラル（Le Grand Natural）」と呼びます。これらが最初の2枚のカードで出た場合、この2つの組み合わせが勝利しラウンドは終了します。 バンカーとプレイヤーが同じ値の場合は両者引き分けとなり、この場合もゲーム終了となります。

カードはそれぞれの数字と同じ額面の価値があります。ただしエースは「1」、ピクチャーカードは「0」の価値となります。配られたカードの数字を合計して価値を数えるとき、一桁目だけが有効です。つまり、プレイヤーが「2」と「9」のカードが配られた場合、合計「11」の一桁目「1」がその価値となります。「6」と「8」が配られた場合は、同様に合計「14」の一桁目「4」がカードの組み合わせの価値になります。混乱しやすいのは以下のことだけです。

• エースは常に「1」としてカウント
• 「2〜9」のカードはは、常に額面と等しい価値
• カードの価値はカードスート（ハート、ダイヤモンド、クラブ、スペード）と関係なし
• すべてのフェイスカード（クイーン、キング、ジョーカー）と「10」のカードは「0」としてカウント