バカラの興味深い事実
バカラは1500年代にイタリアからフランスへ紹介されましたが、バカラはフランスの発明だと主張する人もいます。この両方の主張は、バカラが当時のフランス貴族の間で大流行していたという事実を裏付けています。当時貴族は常に新しく刺激的な娯楽を探しており、彼らはゲームを法廷にも持ち込み歓迎しました。
フランス貴族によるバカラゲームが慈善活動から秘密セッションにまで飛躍的に普及している間、ゲームはヨーロッパ大陸中に広がっていました。イギリス貴族もバカラに非常に熱心で、ビクトリア朝のイングランドで高い人気を集めました。またゲームはロンドンのクロックフォードクラブなどの高級会場で行われ、クイーンズコートでもJohn Aspinallによってゲームが主催されました。
バカラはアルゼンチンに進出し「Punto Y Banca」と呼ばれるバリエーションへ進化しました。この形式のゲームはさらにキューバへ進出し「プントバンコ」に改名され、いくつかの小さなルール変更も行われ、やがてアメリカン・バカラとして知られるようになりました。ヨーロッパ版のゲームではプレイヤー同士がお互いにベットして競い合いハウスがその手数料を取るというものですが、アメリカ版ではすべてのプレイヤーがハウスに対してベットできるというものでした。
1920年代のフランスでバカラは再び合法となり、ベッターはゲームをマスターしてカジノを破る方法を見つけることに専念しました。バカラギャンブラーによる素晴らしいチームで「ギリシャシンジケート」として知られるグループは、Nico Zographosという人物によって率いられていました。Zographosはゲームの詳細な数学的研究を行ったエンジニアで、2人のギリシャ人、アルメニア人、フランス人で構成されるチームを率いて、フランス中のカジノを破ることに成功した人物です。ボディーランゲージを読み、カードカウンティングを使うことにより、このチームはギャンブルで500万ドル以上を作りあげたのです
1990年2月「ウォーリアー(戦士 / 武士)」というニックネームもつ柏木昭男氏は、アトランティックシティのトランププラザカジノで600万ドルを勝ち取りバカラの歴史を作りました。柏木氏は1ハンドあたり20万ドルをベットし、この方法で大勝利した人物です。この有名なギャンブラーは別のベットでも記録を打ち立てましたが、これほど大きい成功は他にありませんでした。同年5月、柏木氏は6日間のギャンブルレースに参加し、毎回巨額の資金を賭けて最終的に1,000万ドルを失ったのです。結局の所、英語のことわざにもあるように「勝つこともあれば、時に負けることもある」ということです。
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