マルタのライセンス規則

マルタのMGAライセンスを付与されるためには、カジノはすべてのプレイヤーを対象に年齢確認をし、各プレイヤーが居住国でギャンブルに従事するのに合法な年齢に達しているか、確認しなければなりません。この年齢は通常18歳以上ですが、ヨーロッパの一部の国ではこれを21歳に設定しています。通常は「KYC」と呼ばれるプロセスで、アカウントにフルアクセスできるようになる前に身元確認を求められます。これは通常3つの部分で構成されています。

– 年齢/身元確認

運転免許証、パスポート、またはナショナルIDカードのスキャンコピー。これは、プレイヤーが合法的なギャンブルの年齢に達していること、およびアカウントが正しい名前で開設されていることを証明するためです。

– 住所検証

プレイヤーが他人の詳細情報を使って口座を開設するのを防ぐ（つまり、ID詐欺を犯す）のを防ぐために、プレイヤーは通常、口座に登録されている名前と住所を示す文書、たとえば光熱費の領収書などを提供する必要があります。

– 支払いの確認

プレイヤーがデビットカードまたはクレジットカードで入金している場合、この項目は最も重要です。 カードを所有していることを証明するには、スキャンしたカードのコピーを提出する必要があります。これは、カードの表裏の両面に記載された情報、氏名や長いカード番号の最後の4桁がコピーに写っている必要があります。

MGAライセンスはヨーロッパで認められているライセンスであり、あなたの居住国が「規制された市場」ではない場合、このライセンスはその国でのカジノ運営および宣伝を許可します。国によってルールは異なりますが、たとえばスウェーデンでは、スウェーデンのゲームライセンス（これはスウェーデン国営の独占企業のみ保持しています）を所有しているカジノだけがサービスを国内で宣伝できますが、ランセンスがなくてもスウェーデンのプレイヤーを受け入れることは可能です。イギリスでは、イギリスのライセンスを持っている場合にのみイギリスを拠点とするプレイヤーを受け入れることができます。

マルタプレイヤー登録プロセス

マルタ賭博当局はプレイヤーの保護に非常に重点を置いています。これは、プレイヤーとカジノの両方に利益をもたらすことを意味します。プレイヤーは申し込み時に正しい個人の詳細情報を入力するよう求められ、無効または不正な情報（同意なしに他人の名前と住所を利用するなど）を決して使用しません。プレイヤーは自分の名前、生年月日、住所などの情報を正しく入力する必要があり、カジノはプレイヤーが自分のアカウントに完全にアクセスできるようになる前に（KYCプロセスを介して）このデータを検証する必要があります。

カジノがこのプロセスをどのように実行するかはカジノ次第です。一般的にプレイヤーはKYCを完了することなくサインアップ、入金、そしてベットすることができますが、アカウントがカジノによって確認されれば賞金を引き出すことができます。プレイヤーの詳細情報が正しい場合を除き、プレイヤーは賞金を受け取ることができないので、詐欺と不正確な情報の発生を妨げます。

マルタゲーミングライセンスの種類

MGAは4種類のライセンスを提供しています

クラス 1

<オペレーターが繰り返しのゲームに対するリスクを管理するためのリモートゲームライセンス（例：カジノタイプのゲーム、オンライン宝くじなど）。 クラス1ライセンス保持者がソフトウェア上で、場合によってはクラス4の機器を介してゲームを操作することも可能です。

クラス 2

オペレーターがマッチブックに基づいてイベントに対する自身のリスクを管理するためのリモートベッティングライセンス（例：固定オッズベッティングなど）。

クラス 3

マルタ内またはマルタからのリモートゲームを促進および/または回避するためのライセンス（例 – ポーカーネットワーク、ピア・ツー・ピア/P2P ゲーム、ゲームポータルなど）。 事業者がクラス3をクラス4内でライセンス取得し、クラス4のプラットフォームを使用することも可能です。

クラス 4

ソフトウェアベンダーが自社のプラットフォーム上に管理およびホスティング機能を提供することにより、ライセンシー自体を除く、リモートゲーム事業者をホストおよび管理するためのライセンス。 本質的にこれはビジネス・ツー・ビジネス（B2B）ゲームライセンスです。

責任あるゲーミング

プレイヤー保護団体とし、MGAは責任あるゲームに高い関心があります。ギャンブルで困難を感じているプレイヤーのための援助に対して、すべてのMGA認可カジノのホームページには、援助サイトへのリンク、連絡先の詳細などが表示されなければなりません。

プレイヤーが自身のゲームを管理、コントロールするための保護措置も、制限を設けるなどして講じるべきです。 

– 入金制限

これは、設定した期間にあなたがどれだけの金額を入金できるかを決定します（例えば、毎月$50の入金限度額は、プレイヤーが月に最高$50までしか入金できないことを意味します）。

– ベット制限

これは、プレイヤーが特定期間内に賭けることができる額を制限します。

– 損失制限

こ<れはあなたが与えられた時間枠の中で特定金額までの損失を許します。あなたがその損失限度に達したら、それ以上の賭けはできません。

制限に加え、特定の期間、もしくは永久に、プレイヤーが自分のアカウントを閉じる、さらには自分のアカウントをブロックできる「除外」期間があるべきです。アカウントがこのようにブロックされている間、プレイヤーはそれを自由に開くことはできず、新しいアカウントを開くこともできません。これは、本当に自制心が整う前にカジノに戻ってこれるという誘惑なしに、カジノゲームから休憩を取りたいプレイヤーにとって素晴らしい方法です。

プレイヤー保護 – 問い合わせ先と苦情

プレイヤーはカジノがライセンスに違反していることが明らかならば、MGAに連絡をする必要があります。支払いや何らかの遅延、機能の不具合、アカウントがブロックされた、などでカジノと対立してる場合、これはカジノで最初に取り上げられるべき問題です。それでも解決策が見つからない場合は、独立した団体がいくつかあるので連絡を取りましょう。これらの情報はカジノのウェブサイトに掲載されている必要があります。

ただし、苦情がカジノのライセンス侵害に関するものである場合は、「プレイヤーサポートチャンネル」からMGAに直接連絡することができます。MGAが十分に状況を調査できるよう、あなたの苦情の詳細すべてを報告しなければなりません。すべての紛争は書面で記録する必要があるため、Eメールと電話の両方を使用できますが、電話の場合でも苦情が正しく記録されるように、必ずEメールでも連絡することをおすすめします。