カジノゲームの王者として知られ、フランス語で「小さな輪」を意味する「ルーレット」は、おそらく世界で最も有名なカジノゲームです。様々なベットに対するペイアウトや、アメリカンルーレットのホイールにはゼロとダブルゼロのポケットがある一方、ヨーロピアンホイールにはゼロは1つしかない事実など、多くの方は基本的なゲームの仕組みを既にご存知でしょう。しかし、ルーレットが実際どれほど面白くクレイジーなものか、気づいていない方も多いはずです。このページでは、あなたがこの世界で最も人気のあるカジノゲームに対する知識を強化できる、ルーレットの楽しい事実を10項目ご紹介しています。

1. ルーレットは別名「悪魔のゲーム」とも呼ばれています。 何も悪魔の力がルーレットのテーブルで働くという意味ではありません。このニックネームは、ルーレット盤の全ての数字を合計すると、666（キリスト教で悪魔を意味する数字）になるという事実から来ています。
2. ブラックジャックやクラップスのような他のカジノゲームとは異なり、ルーレットのテーブルで飲み物を飲むのはマナー違反だと考えられています。カジノで提供されるフリードリンクは魅力的ですが、ルーレットをプレイし終えるまでドリンクを取るのは待ちましょう。
3. ーレットのテーブルで正しい用語を使って他プレイヤーを感心させましょう。ホイールのポケットを隔てる小さな壁 は「フレット」と呼ばれています。また、ディーラーが当選番号をマークするために使用する目印を「ドリー」と言います。
4. ルーレット盤で最もプレイされる数字は「17」です。これは主にこの数字がレイアウト上の中心に位置することによりますが、1971年の「ダイヤモンドは永遠に」でショーン・コネリーが演じたジェームズ・ボンドが「17」をプレイしたことでも人気になりました。
5. ゲームは「黒がヒットしたら、次に赤が来る」というわけにはいきません。同じ色が連続して10回ヒットする可能性は「1024分の1」しかありません。過去最高のものとしては、イギリス・ブリストルのカジノで赤が36回連続してヒットした記録が残っています。
6. 同じ番号が連続ヒットした記録は、ラスベガスのリオカジノで「19」が驚くべきことに7回連続してヒットしたという記録があります。なんとその確率は「30億分の1」です。
7. 2004年、イギリス出身のアシュリー・レべル（当時32歳）は所有していた全財産を売却し、その結果得られた105400ポンド（現在約1519万円）を全て、ラスベガスで「赤か黒か」に賭けるというとんでもない勝負に出ました。彼はルーレットの一発勝負で「赤」にベット、驚くべきことに「赤の7」にボールが落ち、27万ドル以上を獲得したのです！
8. アシュリー・レべルのケースは一発勝負での大勝利でしたが、もう1人、イギリス・ブライトン出身のフィリップ・グリーンは一夜で信じられないほどの勝利を収めたことで有名です。ロンドンにあるカジノのルーレットテーブルで、彼は一夜で200万ポンド以上を獲得しました。
9. 多くのプレイヤーが自分の勝利システムを持っていると言いますが、現実には合法的にカジノを破ってルーレットで勝利する方法は存在しません。最善のベットは、最も単純な「赤/黒」賭けです。
10. しかし、かつて多くのプレイヤーがカジノに勝つために違法な方法を探し出しました。イタリア人のフランシス・ファルジア、フランシスコ・バイオーニ、フランク・カミレーリの3人組は、その違法行為が発覚するまでの20年間にわたり、世界中のルーレットから何億円をも騙しとったのです。彼らの手口は3人のうち2人がディーラーの補佐役であるクルピエの注意をそらしているうちに、3人目が高いチップを勝った番号に置くという単純なものでした。