ポーカーのハンドランキングチャートを見れば、強いハンド、弱いハンドは一目瞭然です。ハンドランキングのトップにはストレートフラッシュ、クワッド、そしてフルハウスがあります。それから、ツーペア、ワンペア、そしてランクの最下位にはハイカードのような弱い役が続きます。しかしいつも見た目通りに物事がいくとは限りません。時にポーカーでは、フルハウスのような強いハンドが打ち負かされることがあり、時にエースハイのような弱いハンドが最も優れていることもあります。物事が明らかになっていない状況で次のゲーム展開を読む方法を学ぶことは、ポーカーの大事なスキルです。
 
手札が配られたとき、そのハンドの強さは絶対的です。例えば「ポケットエース（ホールデムにおける2枚のエースによるスターティングハンド）」が最善のハンドであること、そして「7-2」が統計的に最悪のハンドであることは事実です。ただし、フロップ、ターン、リバー、対戦相手のプレイスタイルなど、他の要素をハンドに考慮すると状況はさらに複雑になります。
 
例を使って、この意味を説明しましょう。あなたは「3-A-K-K-Q」のボードで「3-3」の手札を持ち、ハンドがフルハウスになっているとします。弱いハンドにも関わらず過度に強気で勝負しているプレイヤーAに立ち向かう場合、あなたは自分のハンドを基本的に「ナッツ（ある状況において可能な最高のハンド）」として扱うべきです。いずれにしても、フルハウスは非常に強力なポーカーハンドとして文字通り期待に答えてくれます。
 

しかし、もしポーカー上級者の強いプレイヤー（プレイヤーBとします）から攻撃を受ける場合、あなたのハンドは突然その魅力を大きく失うことでしょう。あなたのハンドがベストハンドであることに違いはありませんが、Bに何らかの攻撃を受けた場合、慎重にゲームを進行する必要があります。優れたプレイヤーは、フルハウスや「A-K」、「K-Q」、ストレート、または「K-J」のような強力なキングのハンドを持っている時だけ、重要なチップを賭けてくるからです。お気付きのように、これはあなたにアクションを起こさせるハンドの範囲を大きく狭めることを意味します。そしてこれらのハンドの多くはあなたのハンドを破ることが出来ます。