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Evolution Gamingが破格の20億ドルでNetEntと業務提携

6月24日、オンラインギャンブル業界の一流ゲームプロバイダーの1つとして知られているEvolution Gaming(エボリューションゲーミング)が、21.2億ドル(日本円にして2,000億円以上)の驚異的な金額で、もう1つの最大手プロバイダーNetEnt(ネットエント)の株式の90%を取得し、業務提携に向けて合意したことを発表しました。

業務提携の受け入れはに2ヶ月半ほどの猶予期間があり、実際にその契約が実行に移されるは2020年11月頃と言われています。契約が予定通り進むことが確実とは未だ言えませんが、NetEnt社の取締役会が株主に取引を推奨しているという事実を考えると、業務提携は大方発表通りのスケジュールで行われそうです。Evolution Gaming社幹部がこの契約に対して前向きな理由の一つは、この契約によって同社に資本力の拡大がもたらされるいう事実です。

NetEntは株主に対し、Evolution Gamingの0.1306株と引き換えに手持ちのNetEnt株を売却するように求められています。これによってNetEntの1株は、2020年6月23日現在の価格設定に基づき、シリーズA・シリーズBの両方の株式の合計約196億クローネ(18億ユーロ)で構成される79.93クローネの評価額となります。ただしEvolution Gamingは、買収法に基づく条件は議論の対象外であるとしています。

先週火曜日のNetEnt株の終値は、1株あたり0.43セントのプレミアムを発行し、NetEntの株主に有利な取引を約束しています。直近の30取引日の間の一株当たりの平均価格を見ると、プレミアムは72%上昇しています。それらすべての株式は、総株式の90%を取得するEvolution Gaming Group ABによって引き継がれると推測されています。NetEntの株主は、11月2日の推定決済日の前にこの申し出を受け入れるかどうか、8月17日から10月26日までの期限が与えられています。

合併は双方に多くのメリットをもたらします。Evolution Gamingは同社のフットプリントを増やす一方で、アメリカのオンラインゲーム市場への進出を主眼に、ICE London 2020で新作ゲーム12作品を発表しました。両社はCritical Gaming Supplyのライセンスを保有し、マルタでライセンス取得・登録を行っています。Evolution Gamingは現在600人以上の従業員を抱え、一方NetEntは昨年Red Tiger Gamingを買収し、ゲーム開発能力、市場シェア、そして最も重要なシェアバリューを拡大しました。

取引を実現するためには多くの課題が残されており、この業務提携が目論見通りに完了するには大きな問題が立ちはだかっています。しかし、これまでのところ見通しは楽観的です。スウェーデンの大手ソフトウェアプロバイダーNetEntの株主は、このオファーを魅力的に感じる可能性が高いでしょう。特にスウェーデンとイギリスでのカジノに対する法規制の強化により、18ヶ月間に渡って好調だったNetEntの株価は、2016年夏の最高値80クローネを大きく下回る約55クローネへと落ち込みました。それでも、今年3月の市場暴落後に記録した38クローネからはかなり改善されています。

世界経済が大打撃を受けたにもかかわらず、NetEntは2019年に古いアイデアを再利用したり、旧作スロットをリニューアルしてブランドの「最新ゲーム」としてリリースしたことで一部から批判を浴びました。2020年はNetEntにとってその「跳ね返り」を経験する年となったようです。2020年NetEntがリリースした作品の中には「Gems of Adoria」、「Street Fighter 2 The World Warrior」、「Robin Hood Shifting Riches」など、例外的にヒットしたものもあります。また先日、同社の最人気スロットの1つ「Gonzo’s Quest」に、Big Time GamingとRed Tigerの提供で「Megaways」の変更を加えたリリースを行うとのニュースも伝えられていましたが、今回のニュースでは、Evolution Gamingが「Megaways」を採用したタイトルのリリースを行うことが明らかになりました。

Evolution Gamingもまた、同社製品のほとんどがライブカジノを中心に展開しているため、現在の市場環境の影響を受けています。世界経済にとって厳しいここ数か月、同社はライブカジノスタジオを閉鎖することなく活動を最小限に抑え、可能な場合は従業員が自宅から仕事をすることを推奨しました。オンラインギャンブル市場をよく観察すれば、NetEntの株主はEvolution Gamingによる申し出を受け入れることは必然的に見えます。一方プレイヤーにとっては、この巨大な合併劇もNetEntゲームにEvolution Gamingのロゴが付くという小さい変化として現れます。

NetEntとEvolution Gamingの両CEOによる発言を見ると、結論としてギャンブルコミュニティ全体にとっても大きな変化が待ち受けていることが明らかです。Evolution社CEOのJens von Bahr氏は次のように述べています。「今回の戦略的取引は、オンラインカジノ業界のグローバルマーケットリーダーになるというEvolutionの長期的なビジョンに向けた重要な一歩です。ライブカジノにおけるEvolutionの強力なサービスと、オンラインスロットにおけるNetEntのリーディングポジションを組み合わせることで、世界クラスのオンラインゲーム・ポートフォリオを構築し、成長する顧客基盤に対応することが可能になります。」

また、NetEnt社CEOであるMathias Hedlund氏は、「ライブカジノにおけるEvolutionの地位と、オンラインスロットにおけるNetEntの地位が組み合わさることで、大きな市場シェアを獲得することが可能な会社になるでしょう。今回の買収により、プレイヤー、オンラインカジノ、それらの従業員と株主の利益のために、より楽しいオンラインカジノに向けた発展の新たな章が始まります。」とコメントしています。これらのインタビューだけを見ても、両社の合併によってギャンブル市場への影響力が飛躍的に高まるだけでなく、市場シェアも大幅に向上することは間違いありません。両社にとっては明るい未来が待っていることがよくわかります。しかし、それは市場競争にとって本当に良いことなのでしょうか?その答えはいずれ明らかになるでしょう。

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