1530年頃イタリアでは宝くじゲーム「Lo Giuoco del Lotto d'Italia」と呼ばれるゲームが行われていました。その後18世紀のフランスで、トランプ、トークン、呼び出し番号が追加さ、 19世紀にはドイツでつづり、動物名、掛け算表などのロトに基づくさまざまな子供向けの教育ゲームが作成され広く楽しまれました。

フランスのゲーム「Le Lotto」は1778年に登場し、3行9列の27個の正方形のレイアウトが特徴です。各行の5つの正方形には1〜90の番号があり、これが現代のビンゴカードのデザインにつながりました。

1920年代初頭、ヒュー J.ウォードは、ピッツバーグとペンシルベニア州西部周辺のカーニバルでゲームを作成・規格化しました。彼はそれを著作権で保護し、1933年にルールブックを発行しました。

このゲームはEdwin Loweという人物によってさらに普及することになります。1929年12月アトランタ近郊の移動カーニバルでおもちゃを扱っていた商人が、乾燥豆、ゴム印、段ボールシートを使いウォードのルール沿った「ビーノ」と呼ばれるゲームを熱心にプレイする人々を見かけました。Loweはゲームをニューヨークに持ち込み、彼の友人たちはそれを好んでプレイしました。Loweによって作られらビンゴゲームには2つのバージョンがあり、12枚のカードセットが $1.00 、24枚のカードセットが$2.00セットで販売されていました。その後1940年代までに全米にビンゴゲームが広がったのです。

ビンゴという名前の由来は不明ですが、おそらく1920年代半ばまでさかのぼります。Loweの友人の1人が自分の勝利に興奮して、「ビーノ」ではなく「ビンゴ」と叫んだから、またはその言葉がベルの音に似ているから、という主張があります。